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シルクサミット2014 in岡谷

シルクファクト岡谷で開催された、シルクサミットに参加してきました。
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"糸の都" 岡谷
今年 8/1 に行ったときは、鮮やかな緑色に光っていた「しだれ桑」の木が、
今回11/28には、こんな姿で、迎えてくれました。
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🍀「高林館長のお話」
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あたらしくなった蚕糸博物館の魅力。
体験コーナーや動態展示が特色があって面白いということ。
確かに、納得です!
見て、触れて、聞いて、
養蚕や絹の文化を知る、感じることができる 楽しい博物館デス!

🍀「アンティークストッキング収集研究家の 鴇田 章氏 のお話」
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"織り物"と"編み物"の違いをはじめて認識しました。織りはタテ糸とヨコ糸で織った物、編みは一本の糸から編み上げるもの。
なるほどー😌
鴇田さんにとってシルクはストッキングのような編み物としての素材なのだそう。

織り機が無いなら、編めばいいんだ〜
そう考えたら、ワクワクしてきた✨

フランスの蚕が病気で大打撃を受けた時、日本から輸出されたお蚕さんたちのお話。
その時、日本の桑も一緒に持ち出されて、
なんと!
あの 南フランスに!
日本の桑畑がひろがっていたらしい🌿
今ではブドウ畑にかわってしまい、山の方に少し残っている程度だそうですが、、、。
南フランスに残る桑畑、見てみたいです。


🍀18世紀ロココ文化の頃の宮廷衣装について研究してみえる 伊豆原 月絵 さんのお話。
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マダムポンパドールをはじめ、貴婦人たちが舞踏会などで来ていたこんもりフワフワのドレス、
どんなに重くてどっしりしてるかと思いきや、すごく軽くて、柔らかくて、しかも張りがある!

その秘密は絹糸にあり、それを作り出すお蚕さんにあった!
欧州産"セヴェンヌ白"くんたち。
貴婦人達のドレスのために頑張ってたんだねー👏


🍀湊小学校3年生の発表!
「カイコ学習から教わったもの」
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卵から蚕を育て、桑の葉染めでお揃いのTシャツをつくり、繭で作ったストラップやしおりを販売
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カイコ学習の中で
繭になった蚕を、その後どうするか!?

"いのちを止める"かどうか。

そのまま羽化させて卵を産ませて、いのちをつなぐか、
蛹を取り出していのちを止めるか。
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真剣に話し合うことで、命の大切さを学んでいる彼らに心を打たれました。

この小学三年生たちが、最後に言った言葉、
「次は、カイコ学習で学んだことを低学年の友達に伝えていくことです」

こんな小さな子たちが、しっかりと次世代へつなぐことを考えている。

大人たちも、しっかりしなきゃ💦
by mulberryclub | 2014-12-05 14:40
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