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シルクサミット2015 in 長浜

1年ぶりのシルクサミット。

昨年は岡谷蚕糸博物館での開催でしたが、
今年は長浜。
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秀吉ゆかりの歴史ある町、
駅前には、秀吉と三成の出逢いの像ってのがある。
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"浜ちりめん"が有名で、かつては養蚕農家もたくさんあった土地らしい。

さて、今回の講演でも、絹と蚕について、
「へぇ〜⁉︎」の数々。

★絹絃の製造工程とその音色の魅力について

三味線、など和楽器の絃(弦ではなく絃!)
に使われる、絹絃のお話。
そもそも、三味線など和楽器の絃が、絹製だと知っている人も少ないのでは?
絹という、蚕が吐いた天然素材だからこそ出せる、ゆらぎ的な音色が、耳に心地良く響くのらしい。

演奏家さんによって、求める音色が違うそうで、それぞれを選び、調整して、作り上げるものもある。
さすが、職人ワザ👍🏻

糸繰りも上げ返しも、とにかく低速。
ゆっくりでないと、糸がピンピンに張ってしまっていい音が出せないそうで。

絃の色は黄色。
昔から黄色。
何故だかはハッキリしないが、黄色。
ウコンで色をつける。
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なかなか和楽器の音色を聴く機会は無いけれど、今度聴くときは、今までとは違った意識を持って、聴いたり見たりできそう。


★シルク製品の近年の傾向

ファッション業界で、昨年からの傾向は、
「 ノームコア (究極の普通) 」と
「 エフォートレス (肩肘を張らない) 」

だから、上質な日常というものを求め、普段着にシルクを使ったものが増えている。

シルクの特徴☝🏻

吸水性、発散性があり
保温性、通気性も優れ、
紫外線をカット、

軽くしなやかで、
独特の光沢と気品がある。

機械がいくら頑張っても、未だに蚕の吐く糸を超えることはできない。
おかいこさま、スゴイです‼️

見た目にも美しく、着心地も最高。

天然素材の中でも、絹は、動物性タンパク質のものだから、いちばんヒトの肌に合うのでしょう。

みんなが着たくなるシルク素材。
ますます、お蚕さんにはがんばってもらわないといかんですねー。


★カイコを用いた組み換えタンパク質生産

バイオ薬品を作るのに、役立てようということで、お蚕様に白羽の矢が!

蚕は、優れた「タンパク質合成システム」ですから👏🏻

これまた、お蚕さんの活躍が。
大忙しの働きもの、だね。


★蛍光シルクを用いた製品開発

新聞やネットなどでは拝見していた
例の、あの、

光るシルク❗️ のドレスです。

会の初めからずっと舞台袖に飾ってあって、気になっておりました。
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最後にとうとう、LED光線をあてられて、光りました〜👏
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幻想的な光です。

クモ糸シルクに蛍光シルク、、、
次はいったいどんなシルクが飛び出すのやら。
想像してみるのも面白いかも。


最後に、岡谷蚕糸博物館館長の高林さんにお会いして、、ご挨拶、、、👀 !!
おぉっ! コレは!

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わかる人には一目でわかる、レアものでした。

今回も、来てよかった。聞いてよかった。シルクサミットでした〜😊✨



最後にひとつ☝🏻耳寄り情報👂🏻

シルクサミット参加の前に、長浜の町を少し歩いていたら、こんな店を発見。
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繭と絹の店‼️
これは、立ち寄りマストでしょう。

シルクに囲まれてツヤツヤお肌のお母さんが、いろいろ教えてくれました。
店内、あれもこれもシルク。
食べるシルクの効用書きは初めて見ました。
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by mulberryclub | 2015-10-17 17:29
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