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関口知宏 ヨーロッパ鉄道の旅 イタリア

NHK BS放送に、蚕が出てる!?

早速チェック👀

内容をご紹介します。

イタリアのサンフローロ、行ってみたくなりますよ〜。

関口知宏 ヨーロッパ鉄道の旅 イタリア
16日目


San Floro (サンフローロ)で養蚕や絹作りを復活させ観光資源に変えた若者がいると聞き訪ねることにしました。
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村は山間にあり、急な坂道が続きます。
広場の奥にある城塞のような建物が絹博物館 若者達はその運営もしています。

「ボンジョルノ❗️」

建物の中

お湯の中には繭。
この地方の伝統的なやり方を守って絹糸を作り続けているそうです。
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「湯気がたっているけれど 熱くないですか」

「ノン そんなに熱くないですよ。60度から70度くらい👌🏻」

「それって熱いですよ💦」

「でも糸を触っていると気持ちいいですよ」

😊👍🏻

「繭は5種類、それぞれ違った糸ができます。
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黄色、 白、 黄緑、 そしてピンク色、 すべて自然の色です。」

「ピンクなんてあるんだね」

「この糸でブレスレットを作りますね。」

「あ 俺に?」
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「自分で切らない限り ずっと腕についているはずです」

「なんか、運が良さげな気がする」

3人はここで機織りも行っています。

これはドミニコさん達が作ったスカーフ、
「ちょっと巻いてみてもいい?」
とても気に入った様子、
「いいですね ちなみにおいくら?」

「500ユーロ」

「500😳! ですよねー。
絹ですもんね!」

予算オーバーのようです。

奥には、きらびやかな衣装が展示されていました。
かつては高級品として取り引きされていたカタンザーロ周辺の絹織物。
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これは18世紀のダマスク織りです。
カタンザーロの名物でした。

「これは桑の実で染色したものです。
は蚕のエサになります。」

「実はジャムにしてチーズと一緒に食べることもできますよ。」

3人は、桑を育て、蚕を飼っています。

その体験ができるアグリツーリズムもしています。

少し歩いた先に、見えてきたのは桑畑

「あ!あれだ!」
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桑畑では葉もつき始めていました。

もうすぐ養蚕も始まります。

「十分な桑ここでとれるの?」

「はい 3000本もあるので十分ですよ」

桑の木を植えたのはドミニコさんのお父さん。20年近く前のことだそうです。

村に仕事を増やすため養蚕と絹作りを復活させようとしましたが、上手くいかず断念。その想いをドミニコさんが引き継いだのです。
「よく決断してくれました。村の人は出稼ぎに出てしまうが、息子は、人のためにもなる仕事を生み出したのです。」
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「勇気のある決断ですよね。」

「これが僕の選んだ道です。
好きでもない所で仕事をするよりいいですよ。 」
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ドミニコさんの弟さんはミュージシャン。

この地方の伝統楽器、絃はドミニコさんたちの作った絹、そしてボディは桑の木です。

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「すごい、楽器にも使えちゃう桑!」

アグリツーリズムの参加者には、自家製の食材を使った料理も振舞っています。

「どうぞ。
ヤギのミルクのリコッタチーズ、黒イチゴや桑の実ジャムと合わせて食べます。」


他の2人も合流して早速、カンパーイ🍷

桑の実ジャムをのせた自家製リコッタチーズをパクリ。
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「おいし〜!」

3人は自給自足の生活をしています。

都会の生活よりもここでの暮らしを選んだ女性。
「先祖が農家だったので、私にもその血が流れていると思います。以前は都会で仕事をしていましたが、いつもストレスがたまっていました。自然の中の仕事は苦労もありますが、やりがいがあって魅力的です。
ここまで大変だったし長かったけど、やっと成果が出てきました。」

「これ(豊かな食卓)でわかるでしょう🍴🍷」

カタンザーロの街を後にしました。

もらったブレスレットが旅のお守り

電車に揺られながら、シルクのブレスレットを眺める関口さん。

次の街へ、電車の旅は続きます。


by mulberryclub | 2016-08-15 20:32
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