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働き者のお蚕さんたちの記録

9月11日に豊田の中山小学校での出張授業の時、連れて行ったお蚕さん30頭。
まだ、3令のちびっ子ちゃんでした。
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その後、この子達は、なごや環境デーに同行。
ちょうど脱皮前で、おとなしーく"眠"中でありながら、都会の空気の中、みなさまにご挨拶しておりました。

さらに、2日後には、豊田の奥の方、北三河でのイベントまで、同行。
脱皮して、ひとまわり大きくなった子達。
食欲の秋。
山の空気を吸って、加藤登紀子さんの歌声を聴いて (あ、耳が無いんでした?)、ムシャムシャムシャ、ひたすら食べる。

蚕を初めて見た!っていう人や、懐かしいねー!っていう人。かわいいねって言ってくれる人もいましたね。

やはり名古屋より豊田の方が、こわがる人が少なかったように思います。
でも、あいかわらず、初めて見たーっていうひとがたくさんいましたねー。
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小学校の周辺にある桑の木探しの旅にも、審査員として参加。
果たしてその木がホンモノの桑かどうか、ジャッジを下すため。
桑なら食す。
桑でなければ、スルー。

こうして、あちこちで、よく働いた蚕さんたち。
一頭も欠けることなく、順調に成長してまいりました。

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5令になり、予想を上回る桑の消費量で、
急遽、近所の川べりまで、桑の葉を取りに行ったり、
とうとう、ウチのベランダ桑の葉もチョッキン、チョッキン🍃
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我が子たちのためなら、仕方ない!

そして先日、予定日より少し遅れて、繭作りが始まりました。

残念ながら、3頭だけ、糸を吐くことなく、死んでしまいましたが、残りはみーんな、順番にそれぞれのお部屋に入居。

マンションタイプと、一戸建てタイプと、屋外タイプの3パターン。

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これでひと安心です。

この命、最後はどうしましょう。

蛾になって、卵を産むまで、見守るか。
切開繭にして、真綿にして、サナギは頂くか。
まゆ人形を作って残すこともできる。

大切な命。最後まで大切に。

さて、こちらの繭ひとつ。
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これは、昨年生まれて、冷蔵保存していた卵から生まれた蚕さんが、やっと繭までたどり着いたもの。
途中、あまり元気のない時もあって、なかなか大きくならないし、最後まで生きられるか心配したけど。
サイズはすこし小さいながら、ちゃんと繭ができた!
たくさんあった卵の中で、1個だけ、孵化した、約500分の1の命。

今頃、繭の中で、ラストスパート。
糸を吐ききったら、ちゃんとサナギになるかなぁ。蛾になって再び顔を見せてくれたら、うれしいなぁ。

ということで、
久しぶりにこのセリフ。

《 飼えるよカイコ❗️》
生まれてから繭になるまで約1ヶ月
必要なものは、桑の葉と空き箱。そして愛情と好奇心。
子供から大人まで約1ヶ月の"癒し体験"
いかがですか😊✨
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でも、今年の桑の季節は、もうすぐ終わってしまうので、来年に向けて。
桑を植えましょうかー?
桑の木探しましょうかー?








by mulberryclub | 2015-09-30 12:44 | 活動記録
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