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真綿を作る・シルクってすごい!

真綿を作ってみよう
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まずは繭を煮ることから

3〜4パーセントの重曹を加えた熱湯に繭を入れ沸騰させて1分。
水を入れていったん冷まし、再び沸騰させて30分から1時間。
冷めたらオッケー。
よく洗ったら準備完了です。

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蚕の吐く糸
長さはなんと1000〜1500メートル005.gif
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2〜3日かけてせっせと作られた繭には、
"セリシン"という糊のような成分がついている。
これを重曹を加えたお湯で煮ることで、繭はほぐれて伸ばしやすくなる。

今回の真綿作りに使うのは、
切開繭。
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繭の先っぽを切って、中のさなぎを取り出したもの。

ほぐれてフヤフヤになった繭を、ぬるま湯の中でさらに広げてから、木枠に引っ掛け引っ張って四角く伸ばし広げる。

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これを10個(10回)ほど、繰り返して重ねて

水気を絞って、干しておくと、

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キラキラ✨✨✨
シルクが輝く!

手に乗せると、じわーっと暖かさを感じる。
すごい絹パワー!

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さて、ここで、
シルクの長所、
ご紹介いたしましょー

その1
人間の皮膚と同じタンパク質(18種類のアミノ酸)から構成されていて、第二の肌と言われるくらい人間の肌ととても相性がいい
人口血管とか手術用縫合糸とかに使われているくらいだから、確かです👌🏻

その2
天然繊維なので、静電気を起しにくい
バチバチこないし、ホコリも汚れも付きにくい

その3
吸湿性・保湿性・放湿性に優れている
(綿の約1.5倍の吸湿性・放湿性)
夏はさわやか、冬は暖かい。

その4
紫外線を吸収、UVカット
最近流行りの、 シルクパウダー入りの化粧品の宣伝文句👌🏻

その5
耐熱性が高く環境にもやさしい。
ほとんどの合成繊維は、約200度で、燃えて有毒ガスを発生するが、
シルクは、300~460度にならないと燃えないし有毒ガスを発生しない

(ウチの母は、絹かどうか確かめるために、端っこの糸を燃やして臭いを確かめたりしていた)

確かにすごい!シルク!
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自然の生き物でできてるわけで、
桑の木と蚕があれば、なんとかなる!

桑ライフって、実はすご〜く贅沢な楽しみにつながっているのです。
✨✨✨






by mulberryclub | 2016-06-20 22:59 | 活動記録
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